飲み過ぎ注意!会食接待やパーティーでの同行秘書のマナーと品格

同行秘書は社長や経営者などのエグゼクティブと過ごすため、会食接待、商談、祝賀パーティー、レセプションなどにお付き添いする機会がとても多いです。あくまでも社長の補佐、主役の人間関係を深めるビジネス交流や親睦がメイン。女性の品格を保ち、秘書として立ち位置をわきまえたマナーやルールを身につけましょう。

同行秘書たちの接待失敗談

  • 酔っ払ってしまった
  • 社長を見失った
  • グラスやお皿を割った
  • 立食パーティーで座り込んでしまった
  • 「よく食べますね」と言われた
  • 場の雰囲気を壊してしまった
  • カジュアルな服装で出席した
  • 派手すぎるメイクで浮いた
  • 取引先の悪口を言ってしまった
  • 企業秘密を喋ってしまった
  • コンプライアンスを忘れた
  • 知らない人と口約束した
  • 社長に無断で二次会参加
  • 色気を出してしまった
  • 高すぎるヒールを履いて立っていられなくなった

同行秘書にアンケートした結果、ダントツで多かったのがお酒の飲みすぎ、酔ってしまったという失敗談。寝てしまったり、同行している社長の秘密を喋ってしまったり、なかには口説かれた男性と安易に連絡先を交換してしまい、後々、ボスからお叱りを受けたという女性も。他には、食事や服装など場をわきまえないミスで恥をかいたという声が多数ありました。後でトラブルにならないよう、マナーやルールを守って接待に挑む心構えが必要です。

身だしなみ・立ち振る舞いのマナーとルール

身だしなみ

ファッション

正装(フォーマル)、順礼装(セミフォーマル)、略礼装(インフォーマル)など、会場の雰囲気に配慮した服装を心がけましょう。レストランによっては、ドレスコードの指定がある場合も。アパレルのレセプションパーティーの場合は、そのブランドを1点は身につけるのが無難です。上品さを意識しつつ、露出のしすぎには気をつけて。

ネイル

派手すぎないものが無難。乾杯の際に手に目が行くので、ささくれや乾燥がないようケアしておきましょう。

ヘアメイク

ノーメイクは論外ですが、濃すぎるメイクや盛りすぎたヘアスタイルもNG。TPOをわきまえたヘアメイクを心がけましょう。

荷物は少なめに

特に立食パーティーなどの場合、グラスやお皿を持ったまま歩くので、大きな荷物はクロークに預けましょう。小さめのショルダーバッグやクラッチに、名刺、貴重品、ハンカチ、リップ程度の必要最低限の物だけ入れてください。

立ち振る舞い

笑顔が基本

社長を盛り立て、他者から良い印象を持ってもらうことが大切です。笑顔を忘れずに。話しかけられたら相槌を打ちながら真剣に聞き、遠いところにいる方でも、目が合えばニッコリ微笑みましょう。

姿勢に注意

姿勢が良ければそれだけで華やかな印象に、しかし姿勢の悪さは印象の悪さに繋がります。猫背の人は背筋を伸ばすよう注意してください。

仕事の話は避ける

交流や親睦が目的のときは、なるべく仕事の話は避けましょう。政治や宗教の話もNG。同行秘書を務めるエグゼクティブのいない席での会話の話題には気配りを。

会社の顔としての自覚

エグゼクティブの同行・同伴であっても、会社を背負う存在としての自覚を持ち、会社に傷をつけない立ち振る舞いをしなければいけません。

食事やお酒。テーブルマナーのエチケット

食事

がつがつ食べない

女子が一目惚れするフィンガーフードが目の前で誘惑していても、あくまで同行秘書の業務中。ブュッフェスタイルで料理を取りすぎたり、孤立して黙々と一人で食べ続けるなんて以ての外。接待では、あくまで重役補佐と交流がメインです。

ブュッフェは順序を守る

ブュッフェスタイルでは、コース料理を意識して、前菜、メイン、デザートの順番に取るとスマートです。取りすぎて食べ残しは厳禁。

会話するときは食べない

会話するときはお皿やグラスをテーブルに置きましょう。料理を口に含みながらの会話も失礼にあたります。

お酒

乾杯・お酌

お酒の種類に合わせた乾杯を。また、お酌を求められたら笑顔で応え、お酒を勧められたら断らないようにしましょう。

お酒の水滴に気を付ける

グラスをテーブルに置く際は、紙ナプキンやコースターを敷きましょう。机や自分の洋服が汚れないように。

グラスについた口紅を拭う

ビールジョッキやワイングラスについた口紅やグロスは、そっとナプキンやティッシュで拭いましょう。拭ったものが人の目に触れないようにすることもお忘れなく。

大人の女性らしい立ち振る舞いを

ご紹介した同行秘書のエチケットやマナーは、プライベートの結婚式や婚活パーティーでも役立ちますので、しっかり身につけて大人の女性らしい立ち振る舞いをしましょう。
女子力を上げたい、人間としての魅力を高めるために同行秘書として働きたいという女性からのお問い合わせもお待ちしております。

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記事投稿日:2016.07.25

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