デキる同行秘書はやってる!会食や接待で恥をかかないお酌マナー
社長との夕食、取引先の接待やパーティーへの付き添いは、同行秘書の大切な仕事のひとつ。お酒の席でスマートに振舞い、恥をかかないためのお酌のルールとマナーをご紹介します。
お酌の基本的なルール
お酌をする時は手ぶらで
パーティーや接待でお酌する際は、自分の手元にあるビール瓶や徳利を持たず、手ぶらで移動しましょう。相手の席にあるお酒を注ぐのがマナーです。
お酌をするときは必ず正座(座敷の場合)
座敷の場合、お酌は正座して行うことが基本です。
お酌を受ける場合はお礼を言う
お酌を受ける場合は、「ありがとうございます」「いただきます」と必ずお礼を言いましょう。
お酌を受けたら必ず口をつける
お酌を受けた場合は、すぐに口をつけるのが礼儀です。口をつけず、そのまま置いてしまうのは失礼に値する行為ですので、一口でも飲んでからテーブルに置きましょう。
気配りをする
社長やお客様のお酒が進んでいない場合は「お飲み物をお変えになりますか」と気配りをしましょう。決して、無理強いをしてはいけません。
お酌に関するマナー
瓶ビールのお酌
お酌の仕方
ビールを注ぐ場合は、瓶の中心あたりを右手で持ち、左手を軽く添え、ラベルが上に見えるようにして注ぎます。このとき、瓶とグラスが触れないように注意しましょう。また、ビールは泡立ちが命。最初はグラスの3分の1までやや勢いよく注いで泡の蓋を作り、そこへゆっくり注いでいきます。ビール:泡=7:3が美しい比率とされています。ちなみに、ビールが残っているグラスにつぎ足すのはNGです。
お酌の受け方
ビールがグラスに残っている場合は飲み干してください。相手が注ぎやすい高さで、グラスの中央を片手で持ち、もう一方の手はグラスの底に添えます。グラスを傾け、徐々にグラスを起こして垂直にすると泡が綺麗に立ちますが、これは必須ではありません。強く握りしめると、ビールが手の温度でぬるくなってしまうので気をつけましょう。
乾杯の仕方
相手のグラスよりも少し下にグラスをずらしましょう。
日本酒のお酌
お酌の仕方
男性は片手でも構いませんが、女性は両手でお酌するのがマナーです。徳利の胴部分を右手で持ち左手を軽く添えましょう。首を持つのはNG。注ぎ口のない徳利の場合は、瓶ビール同様に絵柄を上にします。置き注ぎ(テーブルに置いてある盃にお酌をすること)は失礼に値しますので、必ず盃を手に持ってもらってください。盃一杯は飲みづらいので8分目を目安に、細く、太く、細く三度注ぎしましょう。最後に徳利を回して、滴がこぼれるのを防ぎます。
お酌の受け方
盃にお酒が残っている場合は飲み干してから、お酌してもらいましょう。盃は必ず両手で持つこと。片手の親指と人差し指で上部を、もう一方の手を盃の底部に添えてください。
乾杯の仕方
盃を目の高さくらいまで掲げて「乾杯」と言います。盃は小さいため、お酒がこぼれてしまったり、割れてしまう危険性があるので、ビールジョッキのようにぶつけ合うことはしません。
ワインのお酌
お酌の仕方
レストランではソムリエやスタッフなどが行うので、たとえ席にワインクーラーが置いてあったとしても、自らお酌をする必要はありません。社長のお酒がなくなっていたら、お店の人に会いコンタクトをして注いでもらいましょう。カジュアルなパーティーや会合で自分で注ぐ場合は、ラベルが上に来るように持ち、グラスの3分の1を目安に、泡が立たないように注ぎます。
※ちなみに海外では、女性によるワインのお酌はNGですので、海外同行の際は気をつけましょう。
お酌の受け方
ワイングラスには手を添えたり、傾けたりせず、テーブルに置いたまま静かに待ちます。これ以上ワインは要らないというときは、グラスの上にそっと手をかざしましょう。社長がもっと飲みたいと思っているときに「私はもう結構」なんて口に出すのは失礼にあたります。
乾杯の仕方
日本酒同様に、グラスをぶつけず、目の高さくらいまで掲げるのがマナーです。
まずはお気軽にご登録ください
ビール、日本酒、ワイン、お酒の種類によって、それぞれに注ぎ方や持ち方などお酌のマナーが異なることを覚えておきましょう。また、お酌する際に手元がよく見えるので、肌ケアやネイルにも気をつけておくのがポイントです。
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記事投稿日:2016.07.21